【マイクロエンド】と【意図的再植術】を用いた【歯を抜かない治療】

「他の歯科医院で抜歯が必要」と言われた歯に対して精密な治療で【抜かずに治した治療】です。

左上の一番奥の歯に痛みがあり他の歯科医院では「治せないので抜歯が必要」と言われていました。

意図的に歯を一度抜いて炎症(膿)を除去後、歯を戻して治す【意図的再植術】を用いた治療の説明です。

術後の経過もとても良好で患者さまも非常に喜んで頂けました。

ホームページの掲載に関しては患者さまから許可を得ています。

左上の一番奥歯が外れていて中が虫歯になっていました。

レントゲンにて歯根の先に大きな炎症(膿)がありました。（黄色線の部分）

炎症を除去するためにマイクロスコープを用いた精密根管治療を行いました。

根管治療の際には周囲からの感染を防止するために【隔壁】を作成して【ラバーダム防湿】を行います。

精密な根管治療についてはこちらのページをご覧ください。

歯茎の腫れを精密根管治療（マイクロエンド）で治療しました。（クリックすると説明ページに移ります）

根管治療を行うと症状は消えたためにMTAセメントにて根管充填をしました。

本来は根管治療だけで治る場合が多いですが、今回は歯根嚢胞という状況に悪化していたの嚢胞除去を行いました。

一度歯を抜いて口の外で炎症（膿疱）を除去しました。

抜いた歯は直後に戻すために歯根膜を傷つけないようにスピーディーかつ正確にマイクロスコープで丁寧に行いました。

歯根を綺麗にしたらすぐに抜歯窩（抜歯した場所）に戻します。

この際には歯が動かないように糸で固定を行います。

（奥から2番目の歯も同じように精密根管治療を行ったので治療途中になっています）

歯の安定後（約1ヶ月〜）に歯肉の調整を行いました。

歯肉の治癒後に支台築造（歯に土台）を行い最終的な歯の形を形にします。

治療中は仮歯を装着しているので食事等は普通にできるので安心して治療を受けて頂く事が可能です。

歯根の炎症も消えて安定したので精密印象（精度の良い歯型）やシェード採得（歯の色のチェック）を行い歯を作ります。

装着後は患者さまもすごく喜んで頂きました。

歯を残すことができて歯科医院としても非常に嬉しいです。

歯のお悩みがあればお気軽に川手歯科医院までご相談ください。