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投稿日:2026年1月14日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、歯科助手福井です。
みなさんは普段、「噛む力」について意識したことはありますか?

実は、噛む力は食事のときだけでなく、
無意識の歯ぎしりや食いしばり、歯列接触癖(TCH)によって、
歯や顎、さらには全身の不調にまで影響を及ぼすことがあります。

今回のブログでは、
プラークコントロールと並んで大切な視点である
「パワーコントロール(噛む力のコントロール)」について、
体との関係や日常生活でできる対策を交えながら詳しくお伝えします。

 

1.噛む力が体に及ぼす影響とは?

まず、簡単な実験をしてみましょう!

 

  「最大の力で5秒ギュッと噛んでみてください。」

 

…数秒で顎やこめかみが疲れてきませんか?
人の最大咬合力は、瞬間的には5060kgfに達するといわれていますが、
この力は長時間持続できるものではありません。

 

私たちの歯や顎に加わる力は、大きく4つに分けられます。

この中で特に問題になりやすいのが、
本来必要のない場面でかかる「非生理的機能による力」です。

 

2.ブラキシズムとは?その種類と特徴

非生理的な力の代表が、ブラキシズムです。

よく耳にするのは食いしばりや噛みしめがあります。
ブラキシズムとは、無意識に歯を擦ったり、強く噛みしめたりする行動の総称で、
睡眠中だけでなく日中にも起こります。

主な種類には、次のようなものがあります。

これらは歯の摩耗や破折だけでなく、
咀嚼筋や顎関節にも大きな負担をかけてしまいます。

 

ただ、歯や顎に力がかかる行為は他にもあります。

 

3.見落とされがちなTCH(歯列接触癖)

近年、歯科で特に注目されているのが
TCH
Tooth Contacting Habit:歯列接触癖)です。

TCHとは、弱い力で上下の歯を長時間接触させてしまう癖のこと。

例えばみなさん、

このような場面で、歯が触れたままになっていませんか?

噛む力は「強さ」だけでなく歯が触れ合っている「時間」も重要です。
軽い力でも長時間続けば、
瞬間的な強い噛みしめより歯や顎に負担をかけてしまう場合があります。

 

4.自律神経と生活習慣が噛み癖をつくる仕組み

歯ぎしりや食いしばりは、歯だけの問題ではありません。
深く関係していると言われているのが、自律神経のバランスです。

自律神経には以下があります。

本来、夜は副交感神経が優位になります。
しかし、ストレスや生活習慣の影響で、
夜になっても交感神経が高いままの方が増えています。

ここで特に注意するポイントが夜間低血糖についてです。

寝る前に糖質を多く摂ると、血糖値が急上昇し、
その後インスリンの影響で夜間に血糖値が急降下することがあります。

低血糖になると、体は危険信号としてアドレナリンを分泌し、

といった状態が生まれます。

このような状態が続くことで、
以前のブログでご紹介した
顎関節の不調、頭痛・肩こり、姿勢の乱れ、睡眠の質の低下
といったトラブルにつながっていきます。

【意外と知らない】噛み合わせが整うと、身体まで変わるって知っていますか? | 船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

 

歯ぎしり対策として使われるナイトガード(マウスピース)は、
歯の摩耗や破折を防ぐためにとても重要です。

ただし、ナイトガードは
噛む力そのものを減らす治療ではありません。

根本的に大切なのは、
日中から噛む力をコントロールすること(パワーコントロール)です。

 

5.お家でできるセルフケア(パワーコントロール)

噛み癖の改善は、「頑張るトレーニング」ではなく
力を抜くことに気づくケアが中心になります。

今日からできるポイントをご紹介します。

➡歯は、基本的に離れている状態が正常です。

 

6.舌の位置・MFTについて(詳細は過去ブログへ)

舌の位置や口腔周囲筋も、噛み癖と深く関係しています。
ただし、MFT(口腔筋機能療法)については、
当院ブログの過去記事で詳しく解説しています。

【いびきや口呼吸、舌の位置が原因かも】舌トレーニングで改善できます! | 船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

本記事では、

という点だけ押さえていただければ十分です。

 

7.生活習慣で整えるパワーコントロール

最後に、生活面でできる対策です。

噛み癖の改善は、
意識と体の状態、両方を整えることが近道です。

8.まとめ

噛む力は、決して悪いものではありません。
問題なのは、

噛み合わせだけでなく、
「噛む力の使い方」に目を向けることが、
歯と体を守る第一歩になります。

みなさんで気を付けていきましょう(^^)/

 

執筆者:歯科助手 福井

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