定期検診・歯周病・生涯医療費――歯科医院との付き合い方でここまで差が出るのはなぜ?|船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

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定期検診・歯周病・生涯医療費――歯科医院との付き合い方でここまで差が出るのはなぜ?

投稿日:2026年1月28日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、トリートメントコーディネーターの米田です。
みなさんに質問です。
歯医者って、痛くなったら行く場所?
それとも、何も起きないように行く場所?
歯医者に行く理由を聞くと、多くの人がこう答えます。
「痛くなったから」
「取れたから」
「仕方なく」
それが悪いわけではありません。
実際、日本ではそれが“普通”です。
でも、診療室で患者さんと話していると、この「普通」が、あとから大きな差を生んでいる場面を何度も見てきました。
少し視点を広げてみます。
30〜50代の男性を対象にした、歯やオーラルケアに関する調査があります。
「1年間で、歯や口の健康にいくら使っているか」という質問です。
結果はこうでした。
海外では、年間およそ3万円台。
日本では、数千円程度。
6倍近い差。
違いが出ているのは、歯ブラシや歯磨き粉の値段ではありません。
歯科医院との付き合い方です。
同じ調査で、「特にトラブルがなくても、歯科医院に行きますか?」と聞くと、結果ははっきり分かれました。
海外では、7割以上が「行く」
日本では、3割台
ここで、考え方が分かれます。
日本は「治療のために行く」
海外は「予防のために行く」
この違いは、ちゃんと結果に出ています。
虫歯の経験がほとんどない人の割合。
海外では、数人に1人。
日本では、20人に1人程度。
ここまで読むと、「じゃあ、定期検診に行ったほうがいいんですね」そう感じるかもしれません。
ここで一度、正直な話をします。
定期検診は、短期的に見ると“お金がかかる”
これは事実です。
定期検診やクリーニングを受ければ、1回あたり数千円。
年間で1〜2万円ほど。
40代くらいまでは、「ちゃんと通っている人のほうが、歯科にお金を使っている」そんな状態になります。
ここが、多くの人が足を止めるポイントです。
「今は困っていないし」
「痛くもないし」
「また今度でいいか」
そう思ってしまう。
無理もありません。
でも、ここから先で流れが変わります。
長期的に医療費を追ったデータを見ると、50歳前後を境に、はっきりと逆転が起きる。
ここが、今日いちばん伝えたいところです。
定期的に歯科医院に通っている人は、その後の医療費が、平均を下回っていきます。
なぜか。
歯を失いにくい。
大きな治療になりにくい。
歯周病が原因で、全身の病気が悪化しにくい。
結果として、
歯科だけでなく、医療費全体が抑えられていくんです。
例えば、こんな場面。
「少し気になるけど、まだ大丈夫だろう」
そう思って数年。
ある日、歯が持たずに抜歯。
選択肢は限られ、インプラント治療へ。
1本で数十万円。
あるいは、歯周病が進行し、糖尿病のコントロールが難しくなる。
口の中だけの話では、終わらなくなることもあります。
ここで、私の考えをはっきり書きます。
定期検診は、節約の話ではありません。
将来
・どんな治療を選べるか
・どんなタイミングで決断するか
・どれだけ余裕を持てるか
その選択肢を残すための行動だと思っています。
歯は、一度削ったら戻りません。
失ったら、生えてきません。
だからこそ、何も起きていない今を確認することに意味がある。
今、痛みはありませんか?
困っていることもないですか?
もしそうなら、それは「行かなくていい理由」ではなく、「行けるうちに行ける状態」だと思っています。
歯医者は、治療のためだけの場所ではありません。
これからの自分の生活を、静かに守るために使う場所でもあります。
まずは、今のお口の状態を知ることから。
そこから一緒に考えていけたらと思います。
執筆 米田

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