歯周病と糖尿病⁉ 歯医者さんとどんな関係があるの?
投稿日:2025年7月5日
カテゴリ:未分類
こんにちは、歯科衛生士の竹内です(*’▽’)
最近ものすごく暑いですね、、、まだ梅雨明けしてないのがウソみたいですね
皆さんこまめな水分補給や食事でのミネラルや塩分の補給をして熱中症対策をしてくださいね🌞
食事に関連して🍚
人間はご飯を摂取すると眠くなる事がありますよね。
それは炭水化物の多い食事を摂ると血糖値が急激に上がるので
インスリンが過剰に分泌し急激に下げようとしたときに眠気を引き起こすからです。
体内での構造としては炭水化物(糖質)を摂取すると消化されて血液内にブドウ糖として
消化されると血糖値が高い状態になります。この状態を感知した膵臓がインスリンを分泌し
インスリンが筋肉などの細胞に運ぶことで血糖値が下がるようになっています。
しかし、インスリンの数が減少したり、働きが弱くなることでブドウ糖を体内に取り込む事が出来ず血糖値が高い状態なのが『糖尿病』です。
糖尿病は自覚症状が少ないことがほとんどですが
お口の中では口が乾きやすかったり、唾液量が減少したり、歯茎の炎症や出血があります。
原因は遺伝もありますが『生活習慣』と大きく関係があり
・糖質の摂りすぎによる過食
・運動不足
・肥満
・睡眠不足、ストレス
・喫煙、アルコールの過剰摂取 と言われています。
そんな糖尿病は実は歯周病と大きく
歯茎から炎症を起こすと炎症物質(サイトカイン)が生産されインスリンの働きを妨げることで
血糖値のコントロールが困難になります。
高血糖状態が続くと白血球の働きが低下することで、免疫力が下がり傷が治りにくく
炎症が長引きやすくもなります。
また、症状にもあったお口が乾きやすくなる事でさらに歯周病が悪化しやすくなるという
負の連鎖なのです!!
そして糖尿病は合併症を引き起こすリスクが高く,以下の6つがあげられます。
・網膜症:視力の低下や失明
・神経障害:手足のしびれや痛み、感覚麻痺
・腎症:腎機能低下による人工透析
・壊疽:足などの末端の壊死
・脳血管障害:脳梗塞や脳出血
・狭心症:動脈硬化による心疾患
だからこそ、糖尿病は内科だけでなく歯医者との連携が必要なのです!
糖尿病患者さんは歯医者に定期的に通うことで歯周病の早期発見・治療をすることで
炎症物質であるサイトカインを減らし血糖値の改善にもつながりやすくなります。
ほかにもご自身での予防も大切で
・食物繊維(野菜・海藻)を多くとり、よく噛んで食べることで血糖値の上昇を防ぐ↘
・適度な運動で血糖をエネルギーとして消費する為、数値が安定しやすくなる
歯科ではお口の中だけなく、糖尿病の進行や全身の健康に関わるケアを行っています。
糖尿病をお持ちの方、またそうでない方もぜひ「予防」のためにも、歯科医院にいらしてください。
当院では、歯周病認定医と認定衛生士が在籍しております。
また担当制の為患者さん一人ひとりに合わせた予防やケア方法をご提案します。
歯周病が気になる方、糖尿病との関連が気になる方は ぜひお気軽にご相談ください。
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