しみる症状はありませんか?歯医者さんで原因はなにか相談してみましょう!
投稿日:2025年6月6日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!
歯科衛生士の五十嵐です!
最近気温も少しずつあがって夏が近づいてきましたね(^▽^)/
そんな夏、私が食べたくなるのはアイスです!
アイスは冷たくて美味しいですよね?ただ、冷たいものを食べた時にキーンとなる症状ある方はいませんか?
今回はそんなしみる症状の知覚過敏についてお話していきます!
しみる=必ずしも知覚過敏ではないですが、今回は象牙質知覚過敏についてのお話をしていきます。
象牙質知覚過敏には定義があります。
温度、乾燥、擦過、浸透圧、科学的な刺激に対して露出した象牙質で起きる短く鋭い痛みで、他の歯質の欠損や病態に起因しないものです!
まず象牙質は歯の一番表層にあるエナメル質の下に存在する歯質のことを指します。
普段象牙質は歯ぐきに覆われているので露出はしていないですが様々な要因によって露出する場合があります。
エナメル質の損失によって象牙質が露出する
- ①歯ぎしりによって歯が削れることによって露出する
- ②酸蝕(歯が酸性の飲み物や食べ物、嘔吐等によって溶ける)
歯肉退縮による歯根象牙質の露出
- ①歯周治療後に起きる場合がある
(炎症がひいて歯肉が引き締まると歯が長くなったように感じる方がいます。知覚過敏が起きやすくなる場合もありますが炎症がひいた合図でもあります。)
- ②歯ブラシの圧が強く外傷によっての歯肉退縮
歯ブラシが強く当たっているところは歯肉が下がってしまうことがあります。
特に歯並びが前後している方は歯ブラシが部分的に強く当たりやすいので注意が必要です。
今回象牙質知覚過敏に着目してお話しましたが、しみる症状がある際はまず虫歯がないかやその他の要因がないか診断を歯科医師が行い、その上で知覚過敏かどうかの診断も行います。まずしみる症状がでた方は一度歯科受診をしていただき、原因の確認から一緒に行っていきましょう。
当院では象牙質知覚過敏症の方にはしみ止めのお薬を塗ることがあります。
そして、お家でもできるケアとして知覚過敏抑制成分が入ったヒスケアという歯磨き粉も処方しております。併用していただくと効果的です。
よく市販の歯磨き粉にも含まれている研磨剤も低研磨なので安心です。
フッ素も高濃度で配合されているので虫歯予防としても効果的です。
当院の副院長も長年知覚過敏に悩まされていたようですが数か月ヒスケアを使用したところ症状が緩和されたようです。
ヒスケアの使い方のポイントはまずしみるところから磨くこと!です。
同じ悩みがある方はぜひ担当の歯科衛生士までご相談くださいね♪
歯科衛生士 五十嵐
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