梅雨どき注意!お口の中も“ジメジメ菌”が活発に!?
投稿日:2025年5月23日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、トリートメントコーディネーターの米田です。
ジメジメと湿気が増える梅雨の季節、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
実はこの時期、お口の中でも“ある変化”が起きやすくなります。
それは——「細菌の活性化」です。
体がだるくなる梅雨、実はお口の中の細菌たちも元気になってしまうことがあるんです。
今回は、梅雨時期に増えやすいお口のトラブルと、
ご自宅でできる予防ケアについてお話しします。
【梅雨はなぜお口トラブルが増えるの?】
お口の中には、ふだんから300〜700種類もの細菌がすみついています。
そのほとんどは悪さをせず、バランスを保って共存しています。
しかし、次のような条件が重なると悪玉菌が増殖しやすくなります。
・湿度と気温の上昇
・体調や免疫の変化
・水分補給不足による唾液の減少
・生活リズムの乱れ(睡眠不足、ストレスなど)
梅雨になると、ジメジメした空気に包まれて、なんとなく体がだるく感じたり、食欲が落ちたり…そんなことはありませんか?
実は、そうした季節特有の変化が、お口の中にも影響を与えるんです。
まず、梅雨は気温と湿度が高くなる季節。
湿気が多いと、お口の中も蒸し暑い状態になりやすく、
そこにある細菌たちが活発に動きやすくなります。
(イメージは「お風呂場のカビ」ができやすいのと同じです)
さらに、雨の日が続くと外出や運動が減って、
知らないうちに生活リズムや免疫バランスが乱れやすくなります。
ストレスや寝不足、食生活の乱れなども重なると、
身体だけでなく、お口の抵抗力も弱まりやすいのです。
また、「そんなに汗もかかないし…」と感じて
水分をとる量が減る人も多い時期。
実はこれも要注意。水分が少ないと、
唾液(お口の中の“天然のうがい薬”のようなもの)が出にくくなり、
細菌が流されずにどんどんたまりやすくなります。
つまり梅雨は、
・細菌が好むジメジメした環境
・唾液が減ってお口の自浄作用が低下
・体の免疫力や生活リズムが乱れがち
という条件が重なって、お口の中がトラブルを起こしやすくなる季節なんです。
【梅雨に起こりやすい3つのトラブル】
① 歯ぐきの腫れ・出血
→ 歯周病菌が活性化しやすく、炎症が起こりやすくなります。
② 朝の口臭・お口のネバつき
→ 睡眠中に唾液量が減少することで、菌が増殖しやすくなります。
③ 口内炎ができやすくなる
→ ストレスやビタミン不足、粘膜のバリア機能低下が関係しています。
これらの症状は、「ちょっとした不快感」から始まりますが、
放っておくと悪化してしまうこともあるため、早めの対策が大切です。
【今日からできる!梅雨のお口ケア3選】
◎ 1.デンタルフロスや歯間ブラシを使う
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは落としきれません。
デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、
プラーク(歯垢)除去率が格段にアップします。
1日1回、寝る前のタイミングがおすすめです。
「1日1フロス」を習慣にしてみてください!
◎ 2.こまめな水分補給とよく噛む食事
唾液には、細菌の繁殖を抑えたり、食べかすを洗い流したりする役割があります。
しかし、梅雨は気温が上がっても“体が乾いていることに気づきにくい”ことも。
意識的に水分をとり、「噛む回数を増やす」ことが唾液の分泌に役立ちます。
◎ 3.定期的な歯科医院でのクリーニング
歯科で行うプロフェッショナルクリーニングでは、
歯ブラシでは落としきれないバイオフィルムや歯石を除去することができます。
お口の状態によっては、1〜2ヶ月に1回のケアが必要な方もいらっしゃいます。
気になる症状がある場合は、スタッフまでお気軽にご相談ください。
【こんなサインがあればチェックのタイミング】
・朝起きたとき、口の中がネバネバしている
・最近、口臭が気になる
・歯ぐきが赤い、ムズムズする
・口内炎がよくできる
・冷たい飲み物がしみる
これらの症状は、口腔内環境の乱れを知らせるサインです。
早めのセルフケア&プロケアで改善できることも多いので、
不調を感じたら遠慮せずご相談くださいね。
梅雨は、体調も気分もゆらぎやすい季節。
お口の環境もいつもよりデリケートになります。
でもちょっとしたケアの工夫で、
じめじめを吹き飛ばす「爽やかなお口」で過ごすことができます。
気になることがあれば、いつでもスタッフにお声がけくださいね。
皆さまの健康を、お口の中からサポートできるよう、私たちも全力でお手伝いします。
どうぞお体にも気をつけて、梅雨の時期も健やかにお過ごしください。
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