歯周病・予防・定期検診から考える8020運動!80歳で20本の歯を守るためにできることは?
投稿日:2026年4月22日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!歯科衛生士の安藤です!
「8020(ハチマルニイマル)運動」を聞いたことはありませんか??
今回は、8020運動の意味や大切さ、そして達成するために今日からできることを分かりやすくお伝えします。
8020運動とは?
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
8020運動が提唱される以前、「一生自分の歯で食べよう」という標語がよく使われていましたが、「8020」は、これを「数値目標化」したものといえます。
「80」は、提唱当時の日本人の平均寿命(平成元年簡易生命表)が男性75.9歳・女性81.8歳だったので、男女合わせた平均寿命に相当します。
また、人間の一生という時間の流れを象徴した数値でもあり、近年注目を集めているライフコースを視野に入れたアプローチと捉えることができます。
なぜ20本なの?
20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。
楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。
歯が残っている人ほど健康寿命が長い理由
歯の本数と健康には大きな関係があります。
歯が多く残っている方は
・しっかり噛める
・栄養バランスが良くなる
・脳への刺激が増える
・会話がしやすい
・外出機会が増える
といった良い影響があります。
逆に歯が少なくなると
・柔らかいもの中心の食事になる
・栄養が偏る
・筋力が低下する
・認知機能の低下リスクが高まる
といった可能性があります。
つまり歯は「食べるための道具」だけではなく、全身の健康を支える大切な役割を持っています。
歯を失う原因の多くは予防できる
実は歯を失う主な原因は
①歯周病
②虫歯
この2つです。
特に歯周病は自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
例えば
・歯ぐきから出血する
・口臭が気になる
・歯が揺れる感じがする
といった症状は歯周病のサインです。
しかし歯周病は早期発見・早期治療・定期管理によって進行を防ぐことができます。
8020を達成する人が続けている習慣
8020を達成している方には共通点があります。
①毎日の正しいセルフケア
歯ブラシだけでなく
・フロス
・歯間ブラシ
などを使いながら清掃しています。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは約60%しか汚れが落ちないと言われています。
つまり補助清掃用具はとても重要なのです。
②定期的な歯科医院でのメンテナンス
歯科医院では
・歯石除去
・歯周病チェック
・虫歯チェック
・噛み合わせ確認
などを行っています。
セルフケアだけでは落とせない汚れを除去することで歯を長持ちさせることができます。
③早めの受診
違和感を感じたときにすぐ相談する方ほど歯を残せています。
例えば
・しみる
・噛むと痛い
・歯ぐきが腫れる
といった小さなサインを見逃さないことも大切です。
若いうちから始めることが大切です
8020運動は高齢の方のための取り組みと思われがちですが、実は今のケアの積み重ねが将来の歯の本数を決めます。
特に
・歯周病予防
・生活習慣改善
・定期検診
は早いほど効果があります。
20代・30代からの予防がとても重要です。
歯を守ることは生活の質(QOL)を守ること
歯が健康であることは
・食事を楽しめる
・自然な笑顔でいられる
・人と話しやすい
・全身の健康につながる
といった多くのメリットがあります。
8020運動は単なる目標ではなく、「人生をより豊かにするための健康習慣」です。
家族みんなで取り組む8020運動
8020運動はご本人だけでなく、家族全体で意識することもとても大切です。
例えば、お子さんの頃から
・仕上げ磨きの習慣
・定期検診を受ける習慣
・間食のコントロール
・正しい歯みがき方法
を身につけておくことで、大人になってからのむし歯や歯周病のリスクを大きく減らすことができます。
当院からのメッセージ
将来も自分の歯で食事を楽しむためには、
・毎日のセルフケア
・定期的な歯科受診
・早期発見・早期対応
がとても大切です。
また、「痛くなってから歯医者に行く」ではなく、「悪くならないように通う」という意識に変えていくことが、8020達成への近道になります。
歯は治療を繰り返すほど弱くなってしまうため、守るための通院=予防の通院がとても重要です!
8020は特別な人だけが達成できる目標ではありません。毎日のセルフケアと定期的なメインテナンスを積み重ねることで、誰でも目指すことができます。将来の自分の健康への"貯金"として、今できるケアを一緒に続けていきましょう。
気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください(^^)
執筆:歯科衛生士 安藤
■ 他の記事を読む■


