唾液検査って何?むし歯、歯周病、口臭のリスクがわかるって本当?|船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

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唾液検査って何?むし歯、歯周病、口臭のリスクがわかるって本当?

投稿日:2025年6月21日

カテゴリ:スタッフブログ

みなさんこんにちは(^^)
歯科衛生士の小澤です!


本日は唾液検査についてお話しします!

・甘いものをそこまで食べないのに虫歯になる
・家族の中で自分だけ虫歯が多い
・しっかりと歯を磨いているのになかなか歯周病が治らない


そのような人は唾液の成分に原因があるかもしれません。

唾液検査をすることで、自分の口の中の特徴を知ることができます!


唾液検査では、3つの項目に分けて検査を行います。
・歯の健康 (むし歯)
・歯ぐきの健康 (歯周病)
・口腔清潔度 (口臭)


歯の健康
①むし歯菌数
・どれだけむし歯菌が活発に活動しているか

むし歯菌は、栄養となる糖質を使って活動しています。
菌数が多ければむし歯のリスクが高いので、その分こまめにケアを行うことが大切です。
また、菌の数が少なくてもむし歯にならないわけではありません。

むし歯ができてしまうのは、口の中のミュータンス菌などのむし歯菌が作る酸で歯を溶かされてしまうからです。むし歯菌が多く活発に活動しているほど、酸が多く作られてむし歯になりやすいともいえます。


②酸性度
・どれだけお口の中が酸性に傾いているか

酸性に傾いていると歯の表面が溶けやすい状態で、ご飯やおやつを食べるとむし歯菌がこれを分解して酸を出すため口の中は酸性になります。すると、歯の表面のミネラル成分は溶かされ始め(脱灰)、その状態が続くとむし歯になってしまいます。
予防としては、フッ素を使うことや間食のタイミングや規則正しい食習慣を身につけることが必要です。


③緩衝能
・酸性に傾いたお口の中を戻す力

口の中は食後、むし歯菌が作り出した酸によって酸性となり、口の中が酸性のままだと歯が溶けつづけ、表面のミネラル成分が流れ出てしまいます。そこで唾液の働きによって口の中を酸性から中性に戻し(中和し)、歯が溶けることを食い止めています。

この酸性から中性に戻す働きを緩衝能と言います。
唾液がたくさん出ることで緩衝能の働きが良くなり、緩衝能が強いとむし歯になりにくいと言えます。
唾液腺のマッサージを行い唾液を多く出すことでやガムを噛むことで唾液を多く出すことができます。

④白血球
・歯ぐきで炎症が起きているところからでた白血球の数を測定

口の中に炎症があると、身体の防御システムが働くことにより、白血球が活発に活動します。
歯周病が進行すると、歯ぐきに炎症が生じ白血球が多く見られます。

⑤タンパク質
・歯ぐきから出血していると口の中のタンパク質の数値が高くなる

血液には多くのタンパク質​が含まれています。そのため、歯周病により歯ぐきから出血しているときには、口の中のタンパク質の数値が高くなります。また、タンパク質は繁殖した細菌が作り出すことでも増加します 。そこでシルハでは、口の中のタンパク質を測定することで歯周組織の炎症度の指標としています。

⑥アンモニア
・口臭の主な原因は細菌の作るガス

口の中の細菌の数が多いと、細菌により口臭の原因となるガスが多く作られます
細菌が多く繁殖するとアンモニアも多く産生されるため、唾液中のアンモニアは細菌数と相関すると言われています。

口の中の細菌が多いと、むし歯や歯周病など口臭以外のリスクにもつながるため 、口の状況に合ったケアが必要になります。

唾液検査を行うことで、実際に目で見ただけではわからないお口の中のリスクや、それに合わせたケアグッズの提案など行うことができます。


ぜひ興味がある方は、担当衛生士に相談して見てください!!

 

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