歯科衛生士が教えます!歯周病と糖尿病の関連性は知っていますか?
投稿日:2026年2月10日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!歯科衛生士の五十嵐です。
2月といえば、もうすぐバレンタインですね。
甘いチョコレートを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
当院ではキシリトール入りのチョコレートも取り扱っています。
虫歯になりにくい甘味料を使用しているため、お口の健康を気にされている方にもおすすめです。
甘いものを楽しみながらお口の健康を守ることも可能ですので、ご興味のある方はぜひスタッフまでお声がけください。
今回のテーマは「糖尿病と歯周病の関係」についてです。
糖尿病は喫煙と並び、歯周病の大きなリスクファクターといわれています。
この2つの病気はお互いに影響し合う関係にあり、「コインの裏表」と表現されることもあります
歯周病の学会では主に次の2点が重要視されています。
・血糖コントロールが悪いと歯ぐきの炎症が起こりやすくなること
・歯周病が進行するとインスリンの働きが悪くなり、血糖値が下がりにくくなること
つまり、お口の状態と全身の健康は深く関係しているのです。
厚生労働省の調査では、日本国内の糖尿病患者数は1000万人を超えているといわれ、今後も増加が予測されています。
糖尿病は加齢や遺伝だけが原因ではなく、生活習慣の見直しによって予防や改善が期待できる病気です。
そのため、医科だけでなく歯科からのサポートもとても重要だと考えられています。
歯科で確認していること
歯科では歯周治療を行う前に、患者さんの生活習慣についてお話を伺うことがあります。
これはリスクを把握し、より安全で効果的な治療を行うためです。
私が普段確認している内容をいくつかご紹介します。
①いつ糖尿病と診断されましたか?
糖尿病と診断されてからの期間は、合併症のリスクや歯周病の進行状況を考えるうえで大切な情報になります。
②直近のHbA1c(ヘモグロビンA1c)の数値
HbA1cは血糖コントロールの状態を示す指標です。
この数値から現在の血糖管理状況を把握し、歯科治療の進め方や医科との連携が必要かを判断しています。
③食事で気を付けていることはありますか?
血糖値が大きく変動すると歯ぐきの炎症が起こりやすくなるため、食生活の確認を行っています。
必要に応じて、食事内容や間食のタイミングについて一緒に見直しを行うこともあります。
④水やお茶以外の飲み物を1日どのくらい飲んでいますか?
糖分を含む飲み物が多い場合、血糖値のコントロールだけでなく虫歯のリスクも高まります。
また、少量でも頻繁に摂取するとお口の中が酸性に傾きやすくなるため注意が必要です。
⑤服薬・インスリン・GLP-1製剤の使用状況
糖尿病の治療内容を把握することで、出血や感染リスク、歯科治療を行うタイミングを判断しています。
⑥運動習慣はありますか?
運動は血糖コントロールに大きく関係します。
生活習慣を把握することで、患者さんに合ったセルフケアの提案につなげています。
⑦ご家族に糖尿病の方はいらっしゃいますか?
生活習慣の傾向やサポート体制を理解するためにお聞きしています。
⑧糖尿病とお口の関係について聞いたことはありますか?
歯周病が進行すると血糖値が下がりにくくなることがあります。
内科で説明を受けたことがある方でも、改めて歯科から詳しくご説明しています。
これらの質問は一度に全てお聞きするわけではありません。
患者さん一人ひとりの生活スタイルや状況に合わせて、必要なタイミングで確認しています。
また、詳しく生活習慣を把握するために、3日間の食事記録をお願いすることもあります。
この記録は生活習慣だけでなく、虫歯のリスクを確認する資料としても役立ちます。
歯周治療と生活習慣改善の大切さ
歯周治療と生活習慣の改善はとても重要ですが、急にすべてを変えることは簡単ではありません。
そのため私たちは患者さんと同じ目線に立ち、できることから一緒に取り組むことを大切にしています。
また、定期的なメンテナンスを継続することは、歯周病の再発予防だけでなく全身の健康維持にもつながります。
さらに、糖尿病の方は免疫機能が低下しやすく、歯ぐきの腫れや出血が起こりやすくなる傾向があります。
また、傷の治りが遅くなることもあるため、歯周病が進行しやすい環境になってしまいます。
そのため、日常のセルフケアに加えて、歯科医院での専門的なクリーニングや定期的な歯周検査を受けることがとても重要になります。
歯ぐきの状態を早期に確認し、炎症をコントロールすることで、お口の健康だけでなく全身の健康維持にもつながります。
実際に歯周治療とセルフケアを継続することで、血糖値が安定し、体調が良くなったとお話してくださる患者さんもいらっしゃいます。
そのようなお声をいただくと、歯科から全身の健康に関われていることを実感し、とても嬉しく思います。
まとめ
糖尿病や歯周病でお悩みの方には、歯科からできるサポートがたくさんあります。
気になることがありましたら、来院時にお気軽にスタッフへご相談ください。
一緒にお口と体の健康を守っていきましょう。

歯周病治療|グラグラな歯も抜かない歯周病認定医|船橋駅3分の川手歯科
執筆:歯科衛生士 五十嵐
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