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舌は正しい位置にありますか?~健康を支える「舌」の大切な役割~

投稿日:2026年7月15日

カテゴリ:スタッフブログ 未分類

皆さんこんにちは!歯科衛生士の安藤です!

梅雨が明け、本格的に暑くなってきましたね…
熱中症にならないように水分補給をこまめにして予防していきましょう(^^)

皆さんは普段、「舌」のことを意識することはありますか?
食事をするとき、会話をするとき、味を感じるときなど…
実は舌は、毎日休むことなく働いています。
しかし、舌の筋力が低下したり、正しい位置から下がってしまったりすると、お口の中だけでなく全身の健康にもさまざまな影響を及ぼすことがあります。
今回は、意外と知られていない「舌」の役割と、健康との深い関係についてご紹介します。

舌は筋肉でできています

意外に思われるかもしれませんが、舌はおもにたくさんの筋肉からできています。
舌には大きく分けて
・舌の形を変える「内舌筋」
・舌を前後左右へ動かす「外舌筋」
という2種類の筋肉があります。
これらが協力することで、
・食べ物をまとめる
・飲み込む
・発音する
・呼吸を助ける
といった複雑な動きが可能になっています。
舌は「食べるための器官」だけではなく、生きていくために欠かせない重要な役割を担っているのです。





舌の正しい位置をご存じですか?

普段何気なくボーッとしているとき舌はどこにありますか?
実は舌には「正しい位置(スポット)」があります。
正しい位置は、
舌先(舌の先端)が上の前歯のすぐ後ろにある少しくぼんだ部分(スポット)に軽く触れ、舌全体が上あごについている状態です。

この状態を保つことで、
・鼻呼吸がしやすい
・歯並びが安定する
・飲み込みやすい
・発音しやすい
など、多くのメリットがあります。
一方で、舌が下がっている状態を「低位舌(ていいぜつ)」といいます。

「低位舌」とは?

低位舌とは、舌が本来あるべき位置よりも低く、口の底に落ちてしまっている状態です。
正しい位置に収まっていない状態のことを指します。
現代では、
・やわらかい食べ物が増えた
・噛む回数が減った
・口呼吸
・筋力低下
・加齢
などが原因となり、子どもから大人まで増えているといわれています。
舌も筋肉なので、使わなければ少しずつ衰えてしまいます。

低位舌になると起こること

舌が下がると、お口の中だけではなく全身にも影響が起こってしまいます。

① 口呼吸になりやすい

舌が下がることで口が開きやすくなり、鼻ではなく口で呼吸する習慣がついてしまいます。
口呼吸になると、
・お口が乾燥する
・細菌が繁殖しやすくなる
・むし歯や歯周病のリスクが高まる
などの問題が起こります。

② 食べる力が低下する
舌は食べ物をまとめ、のどへ送り込む大切な役割があります。
舌の力が弱くなると、
・食べこぼし
・飲み込みにくい
・むせやすい
などの症状が現れることがあります。
特に高齢者では、誤嚥性肺炎の原因になることもあるため注意が必要です。

③ 滑舌が悪くなる
舌は発音にも大きく関わっています。
舌の動きが悪くなることで、
・発音が聞き取りにくい
・聞き返されることが増える
など、コミュニケーションにも影響を与えることがあります。

④ 歯並びが悪くなる
舌は本来、内側から歯列を支えています。
しかし前歯をずっと押し続けるような舌の癖があると、前歯は徐々に外に向かって動いてしまいます。
舌が歯を支えられなくなり、
・出っ歯
・開咬
・歯並びの乱れ
などの原因になることがあります。
また、矯正治療後の後戻りにも大きく関係しています。

⑤ 顔のゆがみやたるみが起こる
舌の筋肉はお口の周りや首の筋肉ともつながっています。
舌の周りの筋肉が弱ってしまうと、顔の筋肉のバランスも崩れやすくなり、顔のゆがみやたるみが起こることもあります。




舌はどのように食べ物を飲み込んでいるの?

食事では、舌は常に働いています。
食べ物を見て認識し、噛み砕き、唾液と混ぜて食べやすい「食塊(しょっかい)」を作り、舌がその食塊をのどへ送り、最後に食道へ運ばれていきます。
この一連の流れをスムーズに行うために、舌の動きは欠かせません。
舌の動きが悪くなると、この流れがうまくいかなくなり、「飲み込みにくい」「むせる」といった症状が出やすくなります。

こんな症状はありませんか?

次の項目に当てはまる方は、ぜひ舌の位置や筋力を見直してみてください。
✓ 気付くと口が開いている
✓ 口呼吸になっている
✓ 食べこぼしが多い
✓ むせることが増えた
✓ 滑舌が悪くなった
✓ 矯正後に歯並びが戻ってきた
✓ 舌がいつも下にある気がする
一つでも当てはまる方は、低位舌の可能性があるかもしれません。

舌もトレーニングできます!

舌は筋肉なので、鍛えることができます。
低位舌は、舌のトレーニングや生活習慣を改めることで改善が可能です。そのトレーニング法には、簡単に舌を鍛える「あいうべ体操」などがあります。
舌の筋肉だけでなく、お口周りの筋肉を鍛えることは、脳の血流量が増して活性化され、小顔効果も期待できます。
口呼吸から鼻呼吸への改善にもつながります。
歯や歯ぐきの健康には気を付けていても、「舌」まで意識している方は多くありません。
しかし、舌は食べる・話す・呼吸する・飲み込むなど、私たちの生活を支える重要な役割です。

最近むせるようになった
口が開いていることが多い
歯並びが気になる

そんな方は、ぜひ一度ご自身の舌の位置を確認してみてください!

執筆者:歯科衛生士 安藤

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