銀歯とセラミックどちらを選ぶ?後悔しないために知っておきたい治療法の違い
投稿日:2026年6月10日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさん、こんにちは!歯科医師の野口です(^▽^)/
雨の季節がやってきましたね…みなさんは、雨の日はどのような過ごし方をされていますか?
私は、美味しいスイーツを買って自宅に引きこもりがちです^^; 台風も多くなっていきますが、頑張ってこの季節を乗り越えましょう!
今回のブログのテーマは、銀歯とセラミックの違いについてです。
虫歯治療で歯を削った後、「銀歯にしますか?セラミックにしますか?」と聞かれて迷われる方も少なくありません。
「保険が使える銀歯の方が安いし十分では?」「セラミックは見た目が綺麗だけど本当にその価値があるの?」このような疑問を持つ方も多いでしょう。
実は銀歯とセラミックの違いは見た目だけではありません。治療した歯をどれだけ長く守れるかという点にも大きく関わっています。
今回はそれぞれの特徴やメリットデメリットについてご紹介します。
銀歯とは何でしょうか?
銀歯は保険診療で広く使用されている詰め物や被せ物です。強度が高く、奥歯のように強い力がかかる部分にも使用できるため、長年多くの治療で採用されてきました。また、保険が適応されるため費用を抑えられることも大きなメリットです。しかし、銀歯にはいくつか注意点があります。
まず、①金属特有の色が目立つため、お口を開けた時に治療した部分が見えやすくなります。また、②長期間使用すると金属が少しずつ劣化し、歯との境界に隙間が出来ることがあります。
この隙間から細菌が入り込むと、治療した歯の内部で再び虫歯が進行してしまうことがあります。
セラミックとは何でしょうか?
セラミックは陶器に近い素材で作られた白い詰め物や被せ物です。天然歯に近い色やと透明感を再現できるため、治療したことが分かりくい自然な仕上がりが特徴です。近年では見た目の美しさだけではなく、機能性の高さから選ばれる方も増えています。
セラミックは表面が非常になめらかで、汚れや細菌が付着しにくいという特徴があります。そのため、虫歯や歯周病のリスクを抑えることにもつながります。
また、精密な型取りや製作が可能なため、歯との適合性が高く、隙間ができにくいこともメリットの一つです。
虫歯の再発リスクに違いはある?
歯科治療において大切なのは、「治療した歯をいかに長く守れるか」です。
一度治療した歯は再び虫歯になる可能性があります。これを「二次う蝕(にじうしょく)」といいます。
銀歯の場合、長年使用しているうちに接着剤が劣化したり、金属がわずかに変形したりすることで、歯との間に隙間が生じることがあります。
さらに、銀歯の下で虫歯が進行していても外からは見えにくいため、気づいた時には神経の治療が必要になるケースもあります。
一方、セラミックは変形しにくく、歯との適合性も高いため、細菌が侵入するリスクを抑えやすいとされています。
もちろん、どちらの素材でも毎日のケアや定期検診は必要ですが、長期的な視点で見るとセラミックの方が再治療のリスクを減らせる可能性があります。

見た目だけでない健康面のメリット
セラミックが選ばれる理由として、見た目の美しさがよく挙げられます。
しかし、それだけではありません。銀歯に使用される金属は、長い年月の中で微量の金属イオンが溶け出すことがあります。その影響で歯ぐきが黒ずんで見えたり、まれに金属アレルギーの原因になったりすることがあります。
セラミックは金属を使用しないため、こうした心配が少なく、身体にやさしい素材としても注目されています。
特に金属アレルギーがある方や、将来的な健康面を重視したい方にはメリットの大きい選択肢といえるでしょう。
費用だけで判断しないことが大切です。
銀歯の最大の魅力は、やはり費用を抑えられることです。
一方でセラミックは自由診療となるため、初期費用は高くなります。
しかし、ここで考えたいのが「長期的なコスト」です。
もし再び虫歯になり再治療が必要になれば、そのたびに歯を削ることになります。歯は削れば削るほど弱くなり、最終的には神経の治療や抜歯が必要になる可能性もあります。
つまり、最初の治療費だけでなく、「その歯をどれだけ長く守れるか」という視点で考えることも重要です。
まとめ
銀歯とセラミックにはそれぞれメリットがあります。
銀歯は保険適用で費用を抑えられ、強度にも優れています。一方で、見た目や再発リスク、金属特有の問題が気になる場合があります。
セラミックは自然な見た目に加え、汚れが付きにくく、虫歯の再発リスクを抑えやすいという特徴があります。また、金属を使用しないため健康面でもメリットがあります。
どちらが良いかは、お口の状態や治療する部位、ご希望によって異なります。
大切なのは、「今の費用」だけではなく、「5年後、10年後もその歯を健康に保てるか」という視点で選ぶことです。
治療方法で迷われている方は、一人で悩まずにぜひご相談ください。患者さまのお口の状態やライフスタイルに合わせて、最適な治療方法をご提案いたします。
いつまでもご自身の歯で美味しく食事を楽しむために、将来を見据えた選択をしていきましょう。

つめ物・被せ物(審美歯科)
執筆:歯科医師 野口
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