歯科矯正は若い人だけ?大人になってから歯並びを整える方も増えています!
投稿日:2026年7月8日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちはトリートメントコーディネーターの米田です。
普段私が矯正のカウンセリングをしていると、患者さんからこんな言葉を聞くことがあります。
- 「矯正は10代の子がするものだと思っていました」
- 「大人になってからでも歯は動くんですか?」
- 「もっと若いときにやっておけばよかったです」
- 「今さら始めても遅いですよね?」
歯並びは以前から気になっていたものの、年齢を理由に諦めていた方は、思っている以上に少なくありません。
ですが、矯正治療は子どもや学生だけが受けるものではありません。
歯や歯ぐきの状態を確認し、治療できる状態であれば、大人になってから歯並びを整えることも可能です。
当院でもコロナ禍以降、大人の方から矯正について相談を受ける機会が増えました。
相談に来られるのは、20代や30代の方だけではありません。
子育てが少し落ち着いた方や、仕事や生活に余裕が出てきた方、長年気になっていた口元を今こそ整えたいと考える方もいらっしゃいます。
「もう遅いかもしれない」と感じている方にこそ、大人の矯正について知っていただければと思います。
大人になってから矯正を考えるきっかけ

大人の方が矯正を考えるきっかけとして多いのは、やはり口元の見た目です。
具体的には、次のようなお悩みがあります。
- 前歯が少し重なっている
- 一本だけ内側に入っている
- 笑ったときに歯並びが気になる
- 横から見た口元の印象が気になる
- 写真を見ると口元に目がいってしまう
- 無意識に口元を手で隠してしまう
普段はそこまで意識していなくても、写真を見返したときに、急に気になり始めることもあります。
オンライン会議やビデオ通話などで、自分の顔を画面越しに見る機会が増え、以前より口元を意識するようになったという方もいました。
また、生活の中の出来事が矯正を考えるきっかけになる場合もあります。
たとえば
-
結婚式
-
就職や転職
-
婚活
-
成人式や同窓会
-
家族写真の撮影
-
マスクを外して人と会う機会が増えたとき
などです。
もちろん、何か大きな予定がなければ矯正を始められないわけではありません。
「前から気になっていた歯並びを、これからの自分のために整えたい」
そう思ったこと自体が、十分なきっかけです。
目立ちにくい矯正方法が知られるようになった
以前は、矯正と聞くと歯の表面につける金属の装置を思い浮かべる方が多かったと思います。
そのため
「仕事で人と話すことが多いから難しい」
「装置が見えるのは抵抗がある」
「周りの人に矯正中だと知られたくない」
と考え治療を諦めていた方もいました。
現在は透明なマウスピース型の装置など、装着していても比較的目立ちにくい矯正方法があります。
こうした方法が広く知られるようになったことで、大人の方にとっても矯正治療が身近になってきました。
マウスピース型の装置には、次のような特徴があります。
- 透明で目立ちにくい
- 食事のときに取り外せる
- 歯磨きのときにも外せる
- 自分で装置を管理する必要がある
取り外せることはメリットですが、好きなときだけ装着すればよいわけではありません。
治療計画に沿って歯を動かすためには、決められた装着時間を守る必要があります。
また、歯並びの状態によっては、希望する矯正方法が適さないこともあります。
カウンセリングの際には
- 仕事で人と話すことが多い
- 会食の予定が多い
- 旅行や出張が多い
- 装置はできるだけ目立たせたくない
- 自分で管理できる方法がよい
など生活上の事情も遠慮なくお伝えください。
歯並びだけを見るのではなく、治療を無理なく続けられるかどうかも一緒に考えていきます。
歯の重なりによる磨きにくさが気になる方もいます
矯正を考えるきっかけは、見た目だけではありません。
カウンセリングでお話を伺っていると、次のような困りごとが出てくることがあります。
- 歯が重なっている部分を磨きにくい
- 毎回同じ場所に汚れが残る
- フロスが通りにくい
- 食べ物が挟まりやすい
- どの角度から歯ブラシを当てればよいかわからない
歯が内側に入っていたり、隣の歯と重なっていたりすると、普通に歯ブラシを当てるだけでは毛先が届きにくいことがあります。
毎日きちんと磨いているつもりでも、歯科医院でいつも同じ場所の磨き残しを指摘される方もいます。
もちろん、歯並びが乱れているからといって、必ず虫歯や歯周病になるわけではありません。
ワンタフトブラシやフロスなどを使い、きれいな状態を保っている方もいます。
ただし、毎日の歯磨きに負担を感じている場合は
「もう少し歯を磨きやすい状態にしたい」
ということも矯正を考える理由の一つになります。
子どもの矯正と大人の矯正は何が違う?

子どもの矯正では、顎が成長している時期を利用して、永久歯が並ぶための土台を整えることがあります。
一方、大人の場合は顎の成長がほぼ終わっています。
そのため、すでに生えている永久歯を動かしながら、歯並びを整えていく方法が中心になります。
子どもと大人では
-
治療を始める目的
-
使用する装置
-
治療の進め方
-
お口の中で確認する内容
などに違いがあります。
大人の矯正には、自分の意思で治療を始められるという良さがあります。
「どこを変えたいのか」
「どんな口元になりたいのか」
「いつまでに整えたいのか」
という希望が比較的はっきりしている方も多くいらっしゃいます。
装置の管理や通院についても、自分の予定に合わせながら考えられます。
ただし、大人の方は、これまでに治療した歯や被せ物が入っている歯があることも少なくありません。
矯正治療を始める前には
-
虫歯の有無
-
歯ぐきの状態
-
歯を支えている骨の状態
-
被せ物や詰め物の状態
-
過去の治療歴
などを確認します。
年齢だけを見て治療できる、できないと判断するのではなく、現在のお口の状態を確認することが大切です。
矯正を始める時期に一つの正解はありません
矯正を始めるタイミングは人によって違います。
- 学生のうちに始める方
- 社会人になってから始める方
- 費用を準備してから始める方
- 仕事が落ち着いてから始める方
- 出産や子育てが一段落してから考える方
それぞれの生活や予定によって、始めやすい時期は異なります。
相談に来たからといって、その場で治療を決める必要もありません。
治療期間や費用、装置の特徴を聞いたうえで、ご家族と相談しても大丈夫です。
カウンセリングではまず、どの部分が気になっているのかを伺います。
- 前歯の重なり
- 笑ったときの歯並び
- 横から見た口元
- 歯の向き
- 磨きにくさ
ご自身ではうまく説明できなくても問題ありません。
お口の写真を一緒に見ながら気になっている場所を確認していきます。
「まだ治療するかどうか決めていない」
「自分にも矯正ができるのか知りたい」
「費用と期間を聞いてから考えたい」
「マウスピース矯正ができるか知りたい」
このような段階でも相談していただいて大丈夫です。
大人になってからでもまずは状態を知ることから
大切なのは年齢だけで諦めるのではなく、今のお口の状態を確認することです。
これまで何となく歯並びを気にしながらも
「矯正は若い人がするもの」
「もうこの年齢だから難しい」
と思っていた方もいるかもしれません。
気になった今が、ご自身の歯並びについて考える一つのタイミングです。
まずは、どの部分が気になっているのか、どのような治療方法が考えられるのかを知るところから始めてみてはいかがでしょうか。

執筆:米田
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