インプラントは病気になる?自分の歯とは何が違う?~お口の健康を長く保つためのポイント~
投稿日:2026年5月20日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは^_^川手歯科医院 歯科衛生士の笠原です!
夏が近づいてきましたね!皆さんは毎年暑さ対策は何をしていますか?
「インプラントを入れたら、もう安心!」と思われる方も多いですが、実はインプラントは入れて終わりではありません。
長く快適に使っていただくためには、毎日のセルフケアと定期的なメインテナンスがとても大切です。今回は、インプラントの仕組みや天然歯との違い、起こりやすいトラブル、長持ちさせるポイントについてわかりやすくお伝えします!
インプラント治療とは?
インプラント治療は、失った歯を補う治療法のひとつです。
見た目を自然に回復できるだけでなく、しっかり噛めるようになることで、食事や会話を快適に行えるようになります。
「好きなものを食べられるようになった!」
「口元を気にせず笑えるようになった!」
というお声も多く、生活の質(QOL)の向上にもつながる治療です。
しかし、天然歯と同じように、インプラントも日々の管理がとても重要です。
ケアが不十分になると、せっかく入れたインプラントが悪くなってしまうこともあります。
インプラントってどんな構造?
インプラントは、大きく3つの部分からできています。
①上部構造(人工の歯)
実際に見えている「歯」の部分です。
天然歯に近い見た目や形で作られています。
②アバットメント
人工の歯とインプラント体をつなぐ部分です。
③インプラント体(人工歯根)
あごの骨の中に埋め込まれる部分で、一般的に「インプラント」と呼ばれるところです。
チタン製で、骨としっかり結合します。
天然歯との大きな違い
インプラントと天然歯の一番大きな違いは、「歯根膜(しこんまく)」がないことです。
歯根膜とは、歯と骨の間にあるクッションのような組織です。
・噛んだ時の衝撃をやわらげる
・噛む感覚を伝える
・細菌から歯を守る
など、重要な役割があります。
しかし、インプラントにはこの歯根膜がありません。
そのため、強い力の負担や炎症に弱く、トラブルが起こると進行が早い場合があります。
だからこそ、毎日のケアと定期管理がとても大切なのです。
インプラントも病気になる?
実は、インプラントにも歯周病のような病気があります。
それが「インプラント周囲疾患」です。
初期段階では「インプラント周囲粘膜炎」と呼ばれ、歯ぐきに炎症が起こります。
さらに進行すると、「インプラント周囲炎」となり、インプラントを支えている骨が溶けてしまいます。重度になると、最悪の場合インプラントを撤去しなければならないこともあります。
原因はプラーク(細菌のかたまり)です。
インプラント周囲疾患の大きな原因のひとつは、プラークです。
毎日の歯磨きが不十分だと、細菌が増え、炎症が起こりやすくなります。
これは天然歯のむし歯や歯周病と同じです。
つまり、「インプラントを長持ちさせるには、プラークをためないこと」がとても重要になります。
毎日のセルフケアは何をする?
インプラントを守るためには、毎日のセルフケアが基本です。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどを組み合わせて使うことで、細かい部分まで清掃しやすくなります。
特にインプラントは、歯ぐきとの境目に汚れが残りやすい形をしていることがあります。
普通の歯ブラシだけでは落としきれないことも多いため、補助清掃用具を上手に使うことが大切です。
また、インプラントだけでなく、ご自身の歯を守ることも重要です。
天然歯がむし歯や歯周病になると噛み合わせが変化し、インプラントに負担がかかることもあります。お口全体を健康に保つことが、インプラントを守ることにもつながります。
なぜメインテナンスが必要なの?
以下の理由があります。
①自分では落としきれない汚れがあるから
どれだけ丁寧に磨いていても、セルフケアだけでは限界があります。歯科医院では、専用の器具を使って、ご自身では取り切れない汚れを除去します。
②自分ではトラブルに気づきにくいから
インプラント周囲炎は、初期の段階では痛みが少ないこともあります。定期的にチェックすることで、炎症や噛み合わせの異常などを早期発見できます。
③早めの対応ができるから
インプラント周囲粘膜炎の段階で発見できれば、健康な状態に戻せる可能性があります。
しかし、インプラント周囲炎まで進行すると、回復が難しくなることもあります。だからこそ悪くなる前に管理することが大切です。
④年齢や体調によってお口は変化するから
お口の状態は、年齢・体調・生活習慣などによって変化します。特に年齢を重ねると、細かい部分の清掃が難しくなることもあります。その変化をサポートできるのが、歯科医院でのプロケアです。
インプラントを長く使うためには?
インプラントを長持ちさせるために大切なのは、
・毎日のセルフケア
・定期的なメインテナンス
・お口全体の健康管理
です。
川手歯科医院では、インプラントを「入れて終わり」ではなく、その後も長く快適に使っていただけるようサポートしています。
「セルフケア方法が合っているかわからない」
「最近出血が気になる」
「インプラント周りが磨きにくい」
など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
大切なインプラントを一緒に守っていきましょう!
歯科インプラント(歯科口腔外科)骨が薄くてもOK|船橋駅3分の川手歯科
執筆:歯科衛生士 笠原
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