冷たいものがしみる…知覚過敏?歯磨きなど日常生活で進行を食い止める方法とは
投稿日:2026年5月27日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは!歯科衛生士の小板橋です!
夏が近づいてきて半袖で出掛けられる日やアイスなど冷たい食べ物を食べる機会が増えてきましたね!みなさんはどんな夏を過ごす予定ですか?
今回はそんな夏に向けて知覚過敏についてお話していきます。
知覚過敏とは?
そもそも知覚過敏とはどんな症状かご存知ですか?
知覚過敏の正式名称は「象牙質知覚過敏症(ぞうげしつちかくかびんしょう)」です。
歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一時的で鋭い(一過性の)痛みで、特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状を言います。日本の人口の約8%から57%が象牙質知覚過敏症にかかっていると言われています。
テレビでも「知覚過敏」に関するCMをよく観ますよね。

まずは、なぜ知覚過敏が起こるのかについて説明をします!
知覚過敏が起こる仕組みとは?
でも知覚過敏の起こる原因については流れてこないと思うので、知らない方も多いはずです!
歯の1番外側のお口の中で見えている部分はエナメル質という削っても痛みを感じることのない組織があり、その内側にある象牙質が知覚過敏の痛みを感じている部分です。
また、根部ではエナメル質がなく全層が象牙質でできています。
様々な理由で象牙質が露出していると、刺激は内部の神経(歯髄)に伝達されやすくなり、知覚過敏が生じるようになります。
象牙質には、無数の管が存在しその管は象牙質表面から歯髄に繋がっているため露出した象牙質表面に様々な刺激が加わると、管を通して刺激が歯髄へと伝わり、痛みが生じるようになります。
ですが、この無数の管は加齢などにより少しずつ塞がってくることもありますので、象牙質が露出している時に必ず知覚過敏が起きるということではありません。
では次に、象牙質が露出してしまう様々な理由についても説明をしていきます!
①歯肉の退縮
健康な状態だと象牙質は歯ぐきで覆われているため刺激から守られています。
ですが、加齢とともに少しずつ下がってきたり、細菌よって歯ぐきが炎症していく歯周病や不適切なブラッシングなどによって歯ぐきを退縮させてしまいます。
②歯の破折
転んで歯を折れてしまった時に象牙質が露出すると知覚過敏症状が出ることがあります。
③歯のすり減り
歯のすり減りの原因として主に歯ぎしり・くいしばりがあります。
日常的に歯を横に擦り合わせていたり、グーッと噛み締めていると歯に強い力がかかり歯がすり減ってしまったり、それだけでなく表面のエナメル質に大きな負担がかかりエナメル質に傷がついたり亀裂が入ってしまう場合があります。
また、不適切な力がかかると歯と歯ぐきの境目が削れてしまい象牙質が露出してしまいます。
④歯が溶ける
歯の表面のエナメル質は人体で最も硬い組織です。ですが、強い酸によって化学反応を起こして分解し、溶けてしまうことで象牙質が露出してしまいます。
このような様々なことによって知覚過敏を起こしてしまっています。
みなさんは心当たりがある項目はありましたか?
これ以上象牙質を露出させないように再発を防ぐためにすぐに行える実践ポイントをお伝えします!!
知覚過敏の予防
①ブラッシングの仕方
みなさんはどのように歯ブラシを持って動かしていますか?
歯ブラシを手のひらで握っている方や歯ブラシを動かす動作が大きい方は、ブラッシング圧が強くなり歯ぐきを退縮させている可能性があります!
そこで!まずは、歯ブラシをえんぴつ持ちに変えて力を軽減し歯を1本から2本の幅で小刻みに動かすようにしましょう!
また、同じ場所ばかり長時間磨いている場合も歯ぐきが退縮してきてしまいますので、鏡を見ながら同じ場所を何度も磨いていないか確認しながら行うことも大切です!
ブラッシング圧が強い方は歯ブラシの毛先が開いていることがあります。
毛先が開いていると細菌の除去率が悪いだけでなく、歯ぐきの退縮も誘発しやすいです。
使用している歯ブラシのチェックも行い、もし毛先が広がっていたり不安なことは担当の歯科衛生士までご相談くださいね!
②歯が触れないように意識
パソコンで作業中やスマホを見ている時など歯が触れたままになっていませんか?
日常の中で上あごの前歯の裏側にある膨らみに舌を置き、舌全体が上がっている状態にして歯を離す意識やナイトガード(マウスピース)で使用することが重要です!
③歯を溶かさない
私たちの日常で口にする食べ物や飲み物の多くは酸性です。
全てやめるということは難しいため炭酸飲料を長時間ダラダラと飲む習慣をやめることや酸っぱい食べ物を頻繁にかつ長時間摂取する習慣を控えてみましょう!
④歯磨き粉で緩和
知覚過敏症状予防の歯磨き粉で緩和させることも大切です!
当院では「メルサージュヒスケア」を処方しております。
継続的に使用することで痛みの伝達をブロックし歯がしみる不快な痛みを軽減することが期待できます!
まとめ
知覚過敏を緩和するためには日常生活から行える方法がたくさんあります。
知覚過敏の症状があると歯ブラシを当てることを避けてしまい十分に磨けていないことで、歯周病が進行して歯ぐきが下がりより症状を悪化させてしまいます。
歯ブラシやフロスなどの毎日セルフケアだけでなく定期的に歯科医院でのプロフェッショナルケアや歯磨き指導を受けることで予防をしましょう!
これから本格的に始まる夏に向けてひんやり美味しい夏グルメを楽しむためにも、知覚過敏対策始めてみませんか?
気になることや困っていることがあれば担当衛生士まで相談してみてください^^
執筆:歯科衛生士 小板橋
船橋で治療説明がていねいな歯科|個室診療|船橋駅3分の川手歯科医院
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