歯ブラシだけでは60%しか細菌が落ちないって本当?補助用具は何を使えばいいの?
投稿日:2026年8月5日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科衛生士の小澤です!
暑い毎日が続いていますね…
冷たい飲み物やアイスが美味しい季節ですが、ついつい甘いものを口にする機会が増えていませんか?
夏休みやお盆休みは生活リズムも変わり、お口のケアもおろそかになりやすくなります。
突然ですが、しっかり歯磨きをしていても歯ブラシでは約60パーセントしか細菌を落としきれないことは知っていますか?
毎日歯ブラシを頑張っているのに、むし歯になったり歯周病になったりして悩んでいる人もいるかもしれません。
プラークってなに
歯周病やむし歯の原因になる細菌を知っていますか?
歯の表面にはプラークと呼ばれる細菌の塊が付着します。
実際に患者さんでも、食べかすと思っている方が多いですが、プラークは食べ物の糖分をエサにして細菌が増殖した白い塊です。プラーク1mgの中には約1億個以上の細菌が存在すると言われています。
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プラークはネバネバしているため、うがいで落とすことはできません。
歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシで擦り取る必要があります。

歯石とは
プラークが唾液中のカルシウムやリンと結びつき、硬くなったものです。
プラークは早くて約24〜48時間で石灰化が始まり、歯石に変化していきます。
歯石が歯の表面につくことで、歯の表面がザラザラになり、プラークがつきやすくなります。細菌がどんどん増えて、歯周病が進行しやすい環境になってしまいます。
歯石になると歯ブラシでは取れない?
プラークは毎日の歯ブラシで落とすことができますが、一度歯石になってしまうと歯ブラシで落とすことができず、歯科医院で専用の器具を使って取り除く必要があります。
歯石にならないように、お口の中のケアをすることがとても重要です。
当院では、歯周病の治療や定期検診の際に歯科衛生士からケアの方法もしっかりお伝えし、どうしたら歯石にならないようなケアができるかという点も重点的にお伝えしています。
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歯ブラシだけのケアでは60パーセントしか落とせないって本当?
歯ブラシは歯の表面を磨くのは得意ですが、歯と歯の間や歯が重なっている部分など、毛先が届きにくい場所もあります。
なので、どんなに丁寧に磨いても歯ブラシだけで取りきれるプラークは60パーセント程度と言われています。
残りの40パーセントはどう落とすのがよいのでしょうか。

補助用具を使ったケアとは?
毎日取り入れてもらいたいのが補助用具を使ったケアです。
補助用具とは、歯ブラシだけでは届きにくい場所をケアする道具です。
デンタルフロス
歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくい場所です。
むし歯のリスクが高い場所の一つが歯と歯の間になるので、毎日のケアに取り入れることで予防につながります。
フロスの種類もピックに付いているタイプや糸巻きのものもあります!
お口に合っているものを提案することもできますので、担当の歯科衛生士に相談してみてください。
歯間ブラシ
歯と歯の間の隙間が大きい場合、歯間ブラシを使ってケアすることが多いです。
歯周病が進行し歯ぐきが下がってしまったりすると、歯と歯の間が広くなることがあります。
歯間ブラシにはサイズがあり、狭い隙間にサイズの大きい歯間ブラシを無理に通してしまうと、歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。また、小さすぎても歯と歯の間にプラークが残ってしまいます。
また、患者さんから「歯間ブラシは歯ぐきを下げると聞いたから、使わないほうがいいんじゃないですか?」と聞かれることも多いです。
適切なサイズと使い方でケアすることが大切です。
当院では歯間ブラシのサイズについても、定期検診や治療の際に歯科衛生士が確認してお伝えしています。適切なサイズでケアすることで、清潔なお口を保つことにつながります。
フロスや歯間ブラシで出血したらどうしたらいい?
診療中に、「フロスや歯間ブラシをすると出血する」と相談されることも多いです。
そこで不安になりやめてしまう方も多いですが、出血は歯ぐきに炎症が起きているサインの場合があります。
適切な方法でケアを続けることで、炎症が改善し、出血しにくくなることもあります。
一方で、力を入れすぎたり、サイズの合わない器具を使用したりすることで歯ぐきを傷つけ、出血している場合もあります。
正しい使い方を知ることも重要です。不安な方は担当の歯科衛生士と一緒に確認しましょう。
タフトブラシ
一番奥が磨きにくい、歯が重なっていて歯ブラシが当たりにくい、親知らずの周りに汚れが残りやすいなど、部分的に磨きにくいときに便利なのがタフトブラシです。
ピンポイントで当てたい部分に当てることができる歯ブラシなので、普通のサイズの歯ブラシでは当てにくいところのケアをすることができます。
また、矯正装置の周りやブリッジの周りなどにも使いやすく、実際に指導を行いプラークが減った方も多くいらっしゃいます。

まとめ
補助用具は、これが絶対に一番いいというものはありません。自分のお口に合ったものを選択することが大切です。
歯と歯の隙間やお口の中の環境は、人によって全く違います。被せ物などの有無によっても適した道具は違います。
「何が合っているのかわからない」という方もいらっしゃると思います。来院した際に歯科衛生士がお口の中の状態を確認し、一人ひとりに合った補助用具をご案内しています。
ぜひ相談してみてください。
執筆:歯科衛生士 小澤
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