口臭のもとはお口から⁉歯周病、むし歯などお口に潜む口臭リスクとは何か
投稿日:2026年9月16日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科衛生士の舘川です!
最近ずっと雨が降っていたり、ジメジメしたりなど、外に出かけるのが嫌になる天気ですね、、
皆さんは雨の日はどんなことをしていますか?
私はお家でゆっくり色んなドラマを見漁っています!
突然ですが、今回は「口臭」についてお話しします。
普段生活をしていて、自分の口臭を気にする時はありませんか?
意外と知られていないのが、口臭の原因にはお口の中に関係するものが多いということです。
口臭の原因になりやすいものには、歯周病や舌苔と呼ばれる舌に付いた汚れ、溜まったプラーク、大きなむし歯、汚れた入れ歯などが挙げられます。
このような口臭の原因となるものを歯科医院で治療したり、歯科衛生士から清掃の仕方を教えてもらったりすることで、口臭が改善するケースもあります!
口臭は1人で悩まず、まずは歯科医院でお口の中を診てもらい、一緒に原因を探していきましょう!
あなたのお悩みを全力でサポートいたします!
口臭ってそもそも何?
まずは「お口の不快なにおいのもとは何なのか?」を見ていきましょう。
口臭には、大きく分けて生理的口臭と病的口臭などがあります。
①生理的口臭
生理的口臭とは、朝起きた時に口がにおうなど、健康な人にもみられる一時的な口臭です。
特に起床時や空腹時など、唾液の分泌量が少なくなると口臭が強くなることがあります。
また、ニンニクやネギ類、アルコールなどの飲食物や、タバコなどによって一時的に生じるにおいもあります。
②病的口臭
一方、病的口臭は、何らかの病気などが原因となって発生する口臭です。
歯周病などのお口の病気が原因となることが多いですが、鼻や喉の病気など、お口以外の病気が関係している場合もあります。
強い口臭が続いている場合には、原因を確認するためにも歯科医院などで一度診てもらうことをおすすめします。
口臭の原因はお口の中にあることが多い!
口臭の原因の多くは、お口の中にあると考えられています。
その代表的な原因物質が「揮発性硫黄化合物(VSC)」です。
代表的なものには、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどがあります。
特に歯周病や舌苔などがあると、これらのにおい物質が発生しやすくなることがあります。
また、口臭にはさまざまな種類があり、その原因も一つとは限りません。
口臭の3大原因物質
それぞれどのような物質なのか見ていきましょう。
○硫化水素
・揮発性硫黄化合物の一つで、腐った卵のようなにおいに例えられます。
・舌苔やプラークなど、お口の中の細菌によって作られます。
・温泉などで感じる、いわゆる「硫黄のようなにおい」にも関係する物質です。
○メチルメルカプタン
・メタンチオールとも呼ばれる揮発性硫黄化合物で、腐った玉ねぎのようなにおいに例えられます。
・特に歯周病との関連が深い口臭物質の一つです。
○ジメチルサルファイド
・硫化ジメチルとも呼ばれる揮発性硫黄化合物です。
・生ごみやキャベツのようなにおいに例えられることがあります。
・お口の中だけでなく、全身的な要因が関係している場合もあります。
においのもとはどこにある?
口臭の原因の多くは、お口の中にあります。
ここからは、よくみられる歯科的な原因をご紹介していきます。
○溜まったプラーク
・歯に付着した歯垢とも呼ばれるプラークは、たくさんの細菌が集まったものです。
・プラークをそのままにしておくと細菌が増殖し、成熟したプラークとなります。また、プラークに唾液中のカルシウムなどが沈着すると、硬い歯石になることがあります。
・歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目にもプラークは残りやすく、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
・人工物である被せ物の周りにもプラークは付着します。そのまま放置すると、においの原因となることがあります。
○穴の開いたむし歯
・むし歯によって穴が開いた部分は、食べかすやプラークが溜まりやすい場所です。そのままにしていると、むし歯が進行するだけでなく、口臭の原因になることがあります。
・特にむし歯が大きく進行している場合には、強いにおいが生じることもあります。
○歯周病
・歯周病は、初期には痛みなどの自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することがあります。歯ぐきからの出血や腫れなどがみられる場合は、歯周病のサインかもしれません。
・歯周病が進行すると歯周ポケット内で細菌が増殖し、メチルメルカプタンなどの口臭物質が発生しやすくなります。
・自分では口臭に慣れてしまい、気づきにくいこともあります。
○深い歯周ポケット
・歯周病が進行した部分や歯根破折などによって、部分的に深い歯周ポケットができることがあります。
・深い歯周ポケットの内部は歯ブラシが届かないため、細菌や歯石が蓄積しやすく、口臭の原因になることがあります。
○舌苔
・舌苔とは、舌の表面に付着した白色や黄白色の汚れのことです。
・舌の表面には「舌乳頭」と呼ばれる細かな凹凸があり、その部分に細菌や剥がれた粘膜、食べかすなどが付着することで舌苔ができます。
・舌苔は誰にでもある程度みられるものですが、厚く付着すると細菌が増え、硫化水素などの口臭物質が発生する原因となることがあります。
○汚れた入れ歯
・入れ歯にもプラークが付着します。入れ歯に付着するプラークは「デンチャープラーク」と呼ばれ、口臭の原因になることがあります。
・人工歯だけでなく、歯ぐきと接するピンク色の部分にも汚れは付着します。入れ歯を長く使用して表面に細かな傷などができると、汚れが付着しやすくなる場合があります。
・そのため、入れ歯も毎日適切に清掃することが大切です。
○付けっぱなしの仮歯
・長期間使用している仮歯も、口臭の原因になることがあります。
・仮歯は、本番の被せ物ができあがるまでの間などに使用する一時的な歯です。
・長期間使用すると表面が傷ついたり、歯との間に隙間が生じたりすることで、プラークが付着しやすくなることがあります。
・仮歯が入っている状態で治療を中断してしまうと、むし歯や歯周病などのトラブルにつながる可能性もあるため、予定された治療を最後まで受けることが大切です。
まとめ
口臭の原因にはさまざまなものがありますが、お口の中に原因があるケースは少なくありません。
歯周病やむし歯、舌苔、プラーク、入れ歯などが原因となっている場合には、それぞれに合った治療やケアを行うことが大切です。
口臭を予防するためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科受診が重要です。
患者さん一人ひとりに合ったセルフケアのポイントや清掃用具選び、歯科医院でのクリーニングなど、私たちが全力でサポートいたします!
「自分の口臭が気になる」「歯周病が原因かもしれない」とお悩みの方は、1人で悩まずお気軽にご相談くださいね。
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執筆:歯科衛生士 舘川
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