「もしもの災害に備える お口のケア・歯周病・肺炎予防」|船橋駅3分の歯医者|川手歯科医院

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「もしもの災害に備える お口のケア・歯周病・肺炎予防」

投稿日:2026年1月7日

カテゴリ:スタッフブログ

みなさん、こんにちは!歯科医師の野口です。
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今回のブログは、災害時のお口のケアについてお話していきます。

災害時のお口のケアについて考えたことはありますか?

皆さんは「災害時のお口のケア」について考えたことはありますか?

地震や台風、大雨などの自然災害が起こると、まず水や食料、避難場所の確保が優先されます。
その一方で、意外と後回しにされやすいのが、お口の健康管理(オーラルケア)です。
しかし近年、災害時における体調悪化や肺炎などの背景には、口腔内環境の悪化が深く関係していることが分かってきました。
お口は、食べる・話す・呼吸するといった生命活動の基盤となる重要な器官です。
同時に、多くの細菌が存在し、体内への入り口にもなっています。

むし歯や歯周病が進行すると、口腔内で増えた細菌や炎症物質が血流に乗り、全身へ影響を及ぼすことがあります。
特に高齢の方では、細菌を含んだ唾液や食べ物が誤って気管に入ることで起こる誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
災害時の避難生活では、疲労やストレス、栄養不足などが重なり、免疫力が低下しやすくなります。
その結果、誤嚥性肺炎を発症しやすくなり、災害関連死につながるケースも報告されています。
つまり、お口の健康を保つことは、平時だけでなく非常時の命を守ることにも直結する重要なケアなのです。

災害時に生じやすいお口のトラブル

災害が起こると、私たちの生活環境は大きく変化します。
・断水によって歯みがきができない
・避難所生活による生活リズムの乱れ
・強いストレスや睡眠不足
このような状況では、口腔内の清掃が十分に行えず、細菌が急激に増えやすくなります。
その結果、歯ぐきの腫れや出血、むし歯の痛み、口臭の悪化などが起こりやすくなります。
また、不衛生な口腔環境は、肺炎だけでなく、食事量の低下や体力の消耗にもつながります。
「歯や口のことは後回し」になりがちな非常時だからこそ、最低限のお口のケアを意識することが大切です。

災害時に備えておきたいオーラルケア用品

災害時に慌てないためには、日頃からの備えが重要です。
防災リュックの中に、以下のようなオーラルケア用品を準備しておきましょう。

歯ブラシ・歯磨剤

まず基本となるのが、歯ブラシ歯磨剤です。
歯磨剤は少量で使えるものや、泡立ちが少ないタイプがおすすめです。

液体歯みがき・洗口液

次に、液体歯みがき洗口液です。
水が少ない状況でも口腔内を清潔に保ちやすく、すすぎが不要なタイプは災害時に特に役立ちます。

デンタルフロス・歯間ブラシ

歯と歯の間の汚れを落とすために、デンタルフロス歯間ブラシもあると安心です。
コンパクトで持ち運びやすく、備蓄にも向いています。

ウェットティッシュ・ガーゼ

さらに、ウェットティッシュガーゼがあれば、歯みがきができない状況でも歯や歯茎、舌の表面を拭き取ることができます。

入れ歯を使用している方

入れ歯を使用している方は、ケースや洗浄剤も忘れずに準備しましょう。
大切なのは、普段から使い慣れているものを備えることです。
非常時でも無理なく使えることが、継続したケアにつながります。

水が少ない時の歯磨きの工夫

断水などで十分な水が使えない場合でも、工夫次第でお口の清潔を保つことができます。
例えば、ペットボトルのキャップ2杯分程度の水があれば、歯みがきは可能です。
歯ブラシを軽く湿らせて歯を磨き、汚れはティッシュやガーゼで拭き取ります。
うがいは少量の水で2〜3回に分けて行うと、水を節約できます。

水がまったく使えない場合は、液体歯みがきや洗口液を活用することで、簡易的なケアが可能です。

歯ブラシが無いときの応急的なケア

歯ブラシが手元にない場合でも、何もしないよりは簡単なケアを行いましょう。
水やお茶で口をゆすぐだけでも、ある程度汚れを減らすことができます。
また、ハンカチやティッシュで歯の表面をやさしく拭き取るのも有効です。
さらに、口を大きく動かすことで唾液の分泌が促され、口腔内を清潔に保つ助けになります。

災害時にも役立つお口の体操

避難生活では、会話や食事の量が減り、口腔内の機能が低下しやすくなります。
そんな時におすすめなのが、簡単なお口の体操です。
あ・い・う・え・お」とはっきり発音する、舌を上下左右に動かす、頬をふくらませたりすぼめたりする。
これらの動きは、唾液の分泌を促し、口腔内の乾燥や細菌の増殖を防ぐ効果があります。

日常のケアが災害時の備えにつながります

災害は、いつ起こるか分かりません。
だからこそ、日頃からお口の健康を整えておくことが最大の備えになります。
定期的な歯科健診やクリーニング、歯周病の管理、入れ歯や被せ物の調整を行っておくことで、災害時に急なトラブルが起こるリスクを減らすことができます。
川手歯科医院では、むし歯や歯周病の治療だけでなく、予防やセルフケアの指導、生活背景に合わせたサポートを大切にしています。
お口の健康は、日常の生活の質を支え、いざという時には命を守る力になります。
気になることや不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

船橋駅3分の川手歯科 災害時のお口のケア

川手歯科医院について

執筆:歯科医師 野口

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