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あなたの歯並びと骨格はどのタイプ?9つの組み合わせから知る噛み合わせの特徴

投稿日:2026年10月31日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、トリートメントコーディネーターの米田です。
今日は前回に続き歯並びのおはなしをしています。
ふだん皆さんと話をしていると

「前歯が少し出ている気がする」

「下の歯が前に出ている」

「歯並びは悪くないと思うけれど、何となく噛み合わせが気になる」


こんな話を相談されることがあります。
歯並びについて気になることがあっても、自分がどのようなタイプなのか、詳しく知る機会はあまりないかもしれません。
実は、歯並びには歯の位置だけでなく、上顎と下顎の骨格のバランスも関係しています。

矯正相談では、歯がどのように並んでいるかを見るだけでなく、顎の骨格や歯の傾きなども確認しています。

今回は、骨格を大きく3つに分ける考え方と、顔の縦方向の特徴を組み合わせた「9つのタイプ」についてお話しします。
自分の歯並びを思い浮かべながら、読んでみてください。


自分の歯並びをチェック!

鏡を見ながら、次のような特徴がないか確認してみましょう。


 

①上の前歯が下の前歯より大きく前に出ている

②下の前歯が上の前歯より前にある

③前歯が重なったり、ガタガタしている

④歯と歯の間にすき間がある(すきっ歯)

⑤奥歯を噛んでも上下の前歯が当たらない(開咬)

⑥上の前歯が下の前歯を深く覆っている(過蓋咬合)



当てはまるものはありましたか?
これらは歯並びや噛み合わせを確認する際のポイントです。

ただし、このチェックだけで骨格のタイプがわかるわけではありません。

例えば、同じように前歯が出て見える場合でも、歯そのものが前に傾いている方と、顎の骨格が関係している方がいます。
見た目が似ていても、原因が同じとは限らないところが、歯並びの面白いところです。

 

骨格タイプを知ろう



骨格は大きく3つのタイプに分けられます

矯正治療では、上顎と下顎の前後的な位置関係を、骨格性Ⅰ級・Ⅱ級・Ⅲ級という3つのタイプに分類することがあります。

 

 

① 骨格性Ⅰ級|上下の顎のバランスが標準的なタイプ

上顎と下顎の前後的な位置関係が、おおむね標準的なタイプです。



「Ⅰ級だから歯並びがきれい」という意味ではありません。
骨格のバランスが標準的でも、前歯が重なっていたり、歯が前に傾いていたり、噛み合わせが深かったりする方もいます。
骨格と歯並びは、分けて考える必要があります。

 

② 骨格性Ⅱ級|下顎が相対的に後ろにあるタイプ

上顎に対して、下顎が相対的に後ろに位置しているタイプです。


下顎が小さい場合や、上顎が前方に位置している場合など、骨格の特徴には個人差があります。
出っ歯のように見える方もいますが、骨格性Ⅱ級だからといって、必ず上の前歯が突出しているわけではありません。
歯の傾きによって、見た目が異なることもあります。

③ 骨格性Ⅲ級|下顎が相対的に前にあるタイプ

上顎に対して、下顎が相対的に前方に位置しているタイプです。


いわゆる「受け口」と関係することがあります。
ただし、下顎が大きく前に出ている場合だけでなく、上顎が後ろに位置していることが関係する場合もあります。
また、骨格性Ⅲ級でも、必ずしも前歯が反対に噛み合っているとは限りません。



顔の縦方向にも3つのタイプがあります
骨格の前後的なバランスとは別に、顎の骨格を縦方向から見る分類もあります。

こちらは、下顎の骨の角度などを参考にして評価します。


④ ハイアングルタイプ

下顎の骨の角度が相対的に大きいタイプです。

顔の下半分が長い印象になる方もいます。
骨格の特徴によっては、前歯が噛み合わない「開咬」と関連する場合もありますが、必ずそうなるわけではありません。

 

⑤ ノーマルアングルタイプ

下顎の骨の角度が標準的な範囲に近いタイプです。


ただし、ノーマルアングルだから噛み合わせに問題がないとは限りません。
歯の重なりや前歯の傾きなどは、別に確認する必要があります。

 

⑥ ローアングルタイプ

下顎の骨の角度が相対的に小さいタイプです。


顔の下半分が短めに見える方もいます。
上下の前歯が深く噛み合う「過蓋咬合」と関連する場合もありますが、骨格の角度だけで噛み合わせが決まるわけではありません。

 

組み合わせると9つのタイプに!




ここまで紹介した、 骨格の前後的な3分類 × 縦方向の3分類 を組み合わせると、9つのパターンになります。

例えば、「骨格性Ⅱ級でハイアングル」という方もいれば、「骨格性Ⅲ級でローアングル」という方もいます。
そして、同じ組み合わせであっても、歯の位置や傾きによって歯並びの見た目は異なります。

つまり、9タイプのうちどれに近いかを知ることは、骨格を理解する一つの方法ですが、それだけで歯並びや治療方法まで決まるわけではありません。

歯並びと骨格は、どうやって調べるの?


矯正相談では、必要に応じて「セファロ」と呼ばれる頭部エックス線規格写真を撮影します。
これは、顎の骨格や歯の傾きなどを一定の条件で確認するためのレントゲン写真です。


セファロ分析では、主に次のようなことを調べます。

*上顎と下顎の前後的な位置関係

*下顎の骨の角度

*上下の前歯の傾き

*骨格と歯並びの関係


鏡で見ただけではわからない部分も、こうした検査を組み合わせることで詳しく確認できます。
また、歯の噛み合わせ自体にもⅠ級・Ⅱ級・Ⅲ級という分類がありますが、これは骨格の分類とは別のものです。
歯並びの見た目だけで骨格を判断できないのは、そのためです。

自分のタイプを知ることから始めてみませんか?

「出っ歯だと思っていたけれど、歯の傾きだけが原因ではないのかも」

「歯並びはそこまで悪くないと思っていたけれど、骨格にも違いがあるんだ」

そう感じた方もいるかもしれません。


矯正治療では、どの部分が気になっているのか、どのような歯並びにしたいのかというご本人の希望が大切です。
そのうえで、歯や骨格の状態を確認し、どのような治療方法が考えられるかを検討していきます。


骨格の特徴によっては、歯を動かす治療だけでは改善できる範囲に限界がある場合もあります。
だからこそ、見た目だけで判断せず今の状態をきちんと知ることが大切です。
自分がどのタイプなのか気になった方は、まずは歯並びや噛み合わせについて相談してみてはいかがでしょうか。

執筆者 トリートメントコーディネーター 米田

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